休みの日くらい、家でゆっくりコーヒーを飲みたい

20160410_180512.jpg

コーヒー、それは生活にメリハリを与えてくれる、不思議な飲み物だ。朝食のパンと一緒に目覚めの一杯、会社で仕事しながら気休めに一杯、ランチの後にお口直し感覚で一杯、夕方に眠い目をこすりながら気合注入の一杯……。それ以外にも、仕事で取引先を訪問した時にコーヒーが出ることもあり、筆者の体はきっとコーヒーのカフェインで侵されていることだろう。

また、コーヒー市場の変化も激しさを増すばかりだ。スターバックススタイルのコーヒー店は街のあらゆる所に広がり、コンビニでも淹れたてのコーヒーを手軽に飲める時代になった。そればかりでなく、缶コーヒーの味も格段に進化し、インスタントコーヒーもレギュラーコーヒー仕様へと変更している。そして、「ブルーボトルコーヒー」に代表されるサードウェーブコーヒーの上陸は、新たな時代の幕開けすら予感させる。コーヒーの種類、触れることのできる機会や時間は、数年前と比べても格段に増えているのである。

しかし、本当に美味しいコーヒーを毎日飲めているだろうか? 同じ疑問を持つwanganistaは、筆者だけではないはずだ。だから、せめて休みの日くらいは、家で香りを楽しみながらコーヒーを淹れ、五感を磨澄せながら飲みたいところ。筆者をこんな気持ちにさせてくれたコーヒー店……、それが東雲にある「HIDE COFFEE BEANS STORE」である。

20160409_161039.jpg

こだわりのスペシャルティコーヒーと気さくな店主がお出迎え

豊洲方面から東雲橋を渡り、セブン-イレブンのある交差点を右に入ると、早速コーヒー豆の香りが漂ってくる。その香ばしさに誘われるように進んでいくと左手にシンプルな外観の「HIDE COFFEE BEANS STORE」があらわれる。

20160409_160739.jpg

中に入るとまず目に入るのが、大きな焙煎機。店主は毎日、この焙煎機でスペシャルティコーヒーを焙煎しているらしい。しかも、スペシャルティコーヒーには少ないとされている欠点豆を、店主の眼力で探し取り除いているという。豆の種類も豊富で、常時ブレンドコーヒーとシングルオリジンが6~8種類は用意されている。中でもwanganistaなら是非とも注目したいのが、ブレンドコーヒーのネーミングだろう。すっきりとした「SINONOME BLEND」、深入りフレンチローストの「CANAL BLEND」は、筆者的にも「湾岸おみや」として認定したい一品だ。パッケージも可愛いので、贈り物にもいいだろう。

20160409_161720.jpg

ちなみに店主は、豆へのこだわりとは裏腹に、物凄く気さくな方。コーヒーの好みを伝えるとオススメの豆を丁寧に案内してくれる上、豆のオススメ保存方法までも教えてくれる。私も何度か通っており、スタンプカードに何の豆を買ったかを書いてくれるので、リピートするときも迷うことなく買えるのも嬉しいポイントだ。そして、時間がある時は、店主が一杯ずつ丁寧に淹れてくれるコーヒーを店内で飲むのもいいだろう。美味しいコーヒーを店主と意見を交わしながら味わえるのではないだろうか。

焦りは禁物! 自宅でゆっくりハンドドリップをしてみよう

実は筆者、タリーズ主催のコーヒースクールに参加したことがあり、ハンドドリップには多少なりとも自信を持っている。というわけで、店主オススメの保存方法を実践しつつ、自宅で淹れてみた。

なお、筆者が使っているのは、ドリッパーの底に3つの穴が空いているカリタの102。最もスタンダードなタイプのドリッパーで、雑味などが出にくく初心者でも簡単に美味しいコーヒーが淹れられる。

また、ハンドドリップには欠かせないのがドリップポット。一般的なケトルは一気にお湯が入りすぎてしまうため、ハンドドリップには不向きとされている。そこでオススメなのが、ラッセルホブスのドリップポット型電気ケトルだ。普段は電気ケトルとして、コーヒーを淹れるときにはドリップポットとして使える。ただ、少し重量感があり値段も高いため、電気ケトルを持っているのならドリップポットを買い足すので十分だろう。

それでは、淹れ方を手順を追って説明していく。

1. ドリップポットに沸騰したお湯(約100℃)を入れる
(ラッセルホブスの電気ケトルならこの工程が1つで済む。)

2. ドリッパーとコーヒーポットをお湯で温め、そのお湯をドリップポットに戻す
(100℃のお湯をコーヒーに最適な約90℃まで下げる効果があるので、忘れずに。)

collage

3. ペーパーフィルターをセットし、挽いたコーヒーを入れ、平らになるようにドリッパーを軽く揺らして均す
(今回は「CANAL BLEND」をチョイス。家にミルが無いので、ペーパードリップ用にお店で挽いてもらっている。)

20160403_105140

20160403_105218

4. 真ん中から外に円を描くようにゆっくりと少しずつお湯を注ぎ、蒸らす

20160410_124018_13237.jpg

5. コーヒーポットにコーヒーが落ちてきたら、お湯を注ぐのを止め30秒待つ

6. その後、真ん中に500円玉の大きさの円を描くイメージでお湯をゆっくり注ぎ、豆を膨らませる

20160403_110052

7. 十分膨らんだら一度注ぐのを止め、コーヒーが落ちきる前にまたお湯を注ぐ
(この時、表面に出てきた泡がポットに落ちないよう気をつける。この泡にはエグ味や苦味が含まれているので、最後まで表面に浮かせるように注ぐのがポイントだ。)

20160410_124018_103320.jpg

8. 6~7を繰り返しながら、注ぐお湯の量を増やしていく

9. 十分な量を淹れたら、泡がポットに落ちる前にドリッパーを外す

20160410_124608_3185.jpg

20160410_124608_7984.jpg

ちなみに、下の写真のようになるまで濾過してしまうのはNG。せっかく、エグ味と苦味を落とさないように頑張ったのに、努力が台無しになってしまう。目を離したりしないように気をつけよう。

20160410_172607.jpg

10. これで見事、美味しいコーヒーの完成!!

20160410_124829_9516.jpg

筆者にとって7番の豆が膨らむときが、コーヒーを淹れていて最高に気持ちの良い瞬間である。この豆の膨らみ方で、豆の新鮮度合いや美味しさが分かるといっても過言ではない。HIDE COFFEE BEANSのコーヒー豆は、毎日その場で焙煎していることもあり、最大級の膨らみを楽しめるのだ。まるで呼吸をしてるかのように豆を膨らませ、コーヒーの香ばしいアロマで脳を刺激させると、充実した一日が送れそうな気がして、休日への期待もふくらんでくる。

20160410_124829_15315.jpg

そして、このコーヒーを長持ちさせる方法が店主直伝の「ダブル密封冷凍保存」。コーヒー豆の入った袋をクリップや輪ゴムで閉じてなるべく外気に触れさせないようにし、更にジッパー付きの食品保存バッグに入れて、冷凍庫で保管をする方法だ。筆者もこの方法で保存をするようにしてから、豆の膨らみや香りをより長く楽しむことができるようになった。

20160403_105511

wanganistaの皆さんも、美味しいコーヒーで充実した休日を!

HIDE COFFEE BEANS STORE
〒135-0062 東京都江東区東雲1-2-1
営業時間 10:00~19:00
定休日 水曜日
TEL 03-3533-1010
URL http://www.hidecoffee.com/