サイトの投稿編集画面を開かないまま、随分長い時間が経ってしまった。筆者はこの間、人生における大きな決断に向けて行動をしていたため、時間と労力を掛けがちなライティングからは敢えて少し距離を置いていたのだが、それも一段落。再びタブレットの画面と向き合っていきたい。

最近、会社の同僚が家賃収入と将来の住処として新規マンション購入を検討しており、よく相談にのっている。彼女は決してWANGANに住みたいわけでは無いが、筆者の経験を活かしタワーマンションの実情や昨今の建築費高騰などの問題をシェアしながら、自身が「なぜWANGANに住もうと思ったか」その理由を語ることになった。

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筆者は生まれてから高校を卒業するまで、西日本にある某政令指定都市の近くで育った。具体的な都市名は避けたいが、人口の多さでは西日本でギリギリ両手に入ると思う。住んでいた板状マンションの周りは決して都会ではなかったが、住むには何不自由なかった。家の目の前には大きな総合スーパーがあって買い物で困ることはなかったし、国道バイパスが数本通っており、電車も10分に1本以上はあったので、交通の便も良かったほうだ。コンビニや大型書店、パチンコ屋や消費者金融のネオンも夜遅くまで光っており、ベランダからの風景は常に明るい。埋立て地には倉庫が沢山並び、トラックが四六時中行き交っていた。

一方、家の近くには駄菓子屋も無ければ商店街も無い。コミュニティもマンションを核とした自治会活動と少しばかりある一軒家で形成され、筆者の同世代とその親が中心だ。悪いことをしたら怒鳴ってくる怖いオジサンなんて聞いたことがないし、せいぜい物凄い数のインコを飼っている変なお婆さんがいたくらいだ。神社や寺は20分以上歩かないと無いから、夏祭りと言えば駅前のロータリーで毎年繰り広げられるフェスティバルのことだった。

そんな故郷で育ったもんだから、下町的な雰囲気や一戸建ては苦手だし好きになれない。勿論、たまに遊びに行ったりする分にはいいと思う。先日も門前仲町の串屋横丁でスーパーホルモンロールを食べたし、会社の先輩が一戸建ての屋上でBBQするのを羨ましいと思うことだってある。だが、毎日となると話は別だ。駅の改札を出て、コロッケの香りが漂うアーケードをくぐり、食品スーパーで買い物をして、冬は寒く夏は暑い狭小住宅に帰っていく……。こんなライフスタイルは、そもそも体に染み付いておらず、一言で言うと「不慣れ」なのだ。例えは悪いが、生まれてずっとシャワー付きの洋式トイレで育った人が、和式トイレしかない場所で便秘になってしまうことと、本質的には同じである。

だから、筆者にとって、ここWANGANは育った場所と似た部分が多く、心地良いと自然に感じられた。都心部への交通の便が良く、おまけに近くのららぽーとやイオンに行けば一通りモノは揃う。夜景の灯りだって、消えることはまずない。倉庫に出入りするトラックを心配する声も多いが、歩道は広めにとってあり信号もしっかり整備されている。元から住んでいる人も少ないので、変な柵のようなものもない。

そう。これが、筆者がWANGANに住もうと思った理由だ。

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勿論、筆者のような人ばかりではないので、中央線沿線のゴチャゴチャ感が好きと言う人もいるだろうし、WANGANは開放的過ぎて落ち着かない人だっているだろう。WANGANを「人情」や「文化」が無く、無機質で人工的な「プラスティック・シティ」だと、批判的な見方をする人もいる。震災以降、海が近いから怖いという人が多いのも事実で、前述の会社の同僚は正しくそうであった。だから、筆者の理由を理解できない人がいたとしても、何ら文句は無いし、その人それぞれの価値観を否定するつもりは全く無い。

でも、筆者のような地方都市出身者も多い東京において、同じような考え方を持った人は少なくないはずだ。そういう人たちが住む場所を選ぶ時には、WANGANを是非見て欲しい。

そして、WANGANがそんな人たちの最高の故郷になるのもそう遠くはないと考えている。故郷というと田園風景のような田舎の風景を思い浮かべる人も多いかもしれないが、筆者にとっての故郷のイメージはWANGANの風景そのままだ。ここで生まれた子供たちが、どんな夢を持ち、どういう未来へ羽ばたいて行くのか、とても楽しみである。wanganista.tokyoは今後も、「輝く街WANGAN」が最高の故郷になるよう、wanganistaのライフスタイルにフォーカスし情報を発信することで応援していきたい。

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